サイトスワップ
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入門
議論
第19回
- 名称
- [SSS19]
- 日時
- 2020/09/21 17:00~18:00
- 場所
- 東京会場、Discord、Zoom
- 参加者
- 7名
概要
トラヨシ | ハットのサイトスワップ |
加藤 | サイトスワップ探索サービス |
セバスちゃん | ジャグリングのオームの法則 |
ハットのサイトスワップ
従来からハットジャグラーの間で提唱されていた①②という表記法の紹介と、それを応用した③という表記の提案がありました。
ハットジャグリングでは、「投げる」「キャッチする」といった通常のトスジャグリングの動きの他に「頭に載せる(かぶる)」ということができます。この頭に載った状態のハットを片手で取りつつ、もう一方の手に持っていた別のハットを頭に載せるという特有の動きを、数字の 1 を○で囲んで①と表すそうです。
こうすることで、例えばトスの 3 と、ハットを載せかえる①を組み合わせた 3① で全体の動きを表現しつつ、2桁の平均値である 2 が手に持っているハットの数を表すようにできます。
手に持ったハットを投げつつ同じ手で頭にあるハットを取り、投げられたハットは頭でキャッチする動きは②と表記するそうです。
その応用として、フルアームロールで転がして渡す場合は③と書くことが提案されました。ただし①②と③で○の意味が違っていることが課題として挙げられました。
会場からは「3本の手で行なうジャグリングの表記法が使えるのではないか」とか「頭から上に飛ばしたり背中に転がしたりといった動きも表現できるといい」といった意見が出されました。
サイトスワップ探索サービス
正規表現風の書き方でサイトスワップの無限探索ができる ウェブサービス を作ったという報告でした。英語版 もあります。
標準版では「周期4で高さ7以下のサイトスワップの列挙」や「サイトスワップ同士を繋ぐのりの探索」といった通常の使い方から、ジャグリング可能な台風を探したり、ディアボロが何個あればジャグリング可能になるか(38diabolos および 92diabolos で可能)といった使い方もできます。
プロ仕様になると、SsQL という専用言語を使ってさらにきめ細かな探索ができるようになります。「2x7 は14ボール」といった自己言及サイトスワップや 414 のような回文サイトスワップの探索もできるようです。
会場からは「色々試してみたい」という声が上がりました。
ジャグリングのオームの法則
ジャグリングと電気回路との類似性に着目して、電気に関する法則や理論がジャグリングに適用できないかを探る研究の発表でした。
例えば坂道をボールが転がる状況を考えたとき、坂の高さを E、転がるボールの数を I、ボールの転がりやすさを 1/R とすれば E = RI というオームの法則が成り立ちます。そこからジャグリングの様々な現象を電気回路で表現できるのではないか、逆に電気の法則から新たなジャグリングの法則が導き出せるのではないかという話でした。
会場からは「仙台マトリックスがこれで表記できると嬉しい」といった意見が出されました。