名称
コンセプト
主旨・概要
- 定められた時間の中でジャグリングを主体とした演技を行い、その技術力・希少性・パフォーマンス性などを審査する。
- 純粋なジャグリングの競技会としては日本屈指のものであり、JJFのメインイベントのひとつである。
- 予選と決勝を行い、決勝では1位~3位及び審査員特別賞の入賞者を選び、表彰を行う。
部門
チャンピオンシップでは女性個人部門、男性個人部門、チーム部門の3つを設け、それぞれ予選と決勝を行う。
- 女性個人部門
- 女性一人の演技者によって行われるルーティン
- 男性個人部門
- 男性一人の演技者によって行われるルーティン
- チーム部門
- 2人以上の演技者によって行われるルーティン
※同一人物がひとつの部門内で2回以上出場することは出来ない。ただし女性個人部門または男性個人部門と、チーム部門に一度ずつ出場することは出来る。
出場資格
- 日本ジャグリング協会の2010年度会員であること (JJF参加申し込み時に会員になることができる)。
- 性別、年齢、国籍は問わない。
- 日本国籍以外の者の出場も受付ける。 この場合、競技規則は便宜のため 各国語翻訳を用意することもあるが、 正規の競技規則は日本語版のみとする。
- JJF2010の参加者であり、 2010年9月18日の決勝前のミーティング(音響・照明確認)、 リハーサル、及び決勝に参加することが可能であること。
スケジュール
- 出場登録締切 : 2010年8月15日日曜
- 予選ビデオ締切 : 2010年8月22日日曜(消印有効)
- 予選結果発表 : 2010年9月18日土曜(山口)
- JJF2010チャンピオンシップ本選 : 2010年9月18日土曜
出場登録及び手続き
- チャンピオンシップに出場するためには、 2010年8月15日までに チャンピオンシップ審査事務局 (champ2010あっとjuggling.jp, あっとを@に置き換えてください) までメールで申し込むこと。
- 出場登録や審査に関して、 料金はかからない。(JJF参加費と協会年会費は別途必要)
- 予選ビデオ送付先など必要事項詳細については、 参加登録後チャンピオンシップ審査事務局から、 本人に直接連絡する。
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登録申し込みフォーム
名前(本名)、(希望があれば 出場名)、 申込部門名、連絡先(メール等)、使用する道具、 チームの場合人数と全員の名前、を明記すること。
出場取り消し及び手続き
- チャンピオンシップ参加登録を済ませた後、 参加登録を取り消す場合には チャンピオンシップ審査事務局に連絡すること。
- 予選通過後に 体調不良などの理由で決勝出場を取り消したい場合も 直接チャンピオンシップ審査事務局に連絡すること。
予選
チャンピオンシップ出場希望者が提出したビデオを審査し 本選出場者を決定する。 審査結果は本選までに発表する。
予選ビデオ提出方法
- 提出期限は8月22日(消印有効)である。 提出期限に遅れた場合は出場取り消しとして扱う。
- 本番と同様の演技を、 最初から最後まで撮影したビデオを必要書類等とともに 締切までに郵送で提出する(映像は未編集であること)。
- 作成の注意にいつては 審査方法以降の説明を 十分に参照すること。
- 期限に間に合わないやむを得ない事情がある場合は チャンピオンシップ審査事務局まであらかじめ連絡し 指示をうけること。
- 提出は特定記録郵便 またはレターパックなど追跡可能な郵便で送付する事。
- 提出先はメールで指示するので 8月15日までに出場登録を行うこと。
- ※当日の持込および当日審査は行わない。
予選注意事項
- 無編集であれば、 何度か撮影したうちの最も良い映像を選んでもかまわない。
- ビデオはDVDまたはVHSで提出すること。 その際に市販のDVDデッキまたはVHSデッキで 再生できることを確かめること。
- ビデオの映像を編集することは許可しないが、 上から音声をかぶせることは許可する。 演技映像の編集がみとめられる場合、 失格となることがある。
- 拍手・周囲の騒音により曲など ビデオ音声が不明瞭な場合がある。 音声も審査対象となるので、提出する際に、 ビデオに音声が意図通り入っているか確認すること。
- 予選ビデオでの映像と決勝での演技に 大幅な変更があったと認められる場合、 本戦審査において失格となることがある。
- 提出メディアについては、 チャンピオンシップ当日に返却する予定である。
- 映像の提出に不都合な事情のある場合など、 締切までに映像を送ることが難しい出場希望者は、 チャンピオンシップ審査事務局まで連絡し 指示を受けること。
使用できる音楽について
利用規程
JJFチャンピオンシップ出場者は以下の規定を守る必要があります。
- 1. JJFチャンピオンシップで使用できる音楽は、 自作曲、またはJASRACなど国内の著作権団体 のデータベースにて「演奏」で可となっているもの に限ります。
- 2. 国内作品か外国作品かは問いません。
- 3. 著作権団体のデータベースにて「ビデオ」が可 になっているかどうかも問いません。
注意事項
JJFのDVD作成・販売計画は未定ですが、 作ることを前提にしています。
もしJJFのDVDを作成するとなった場合、 原盤権が高額の曲の場合は無音処理等にするので、 曲の縛りは緩くなります。 ただし拍手や歓声等の会場音も無音となります。
本人および許諾のもらえる友人知人の自作曲は 基本的に原音で収録できます。 また、国内作品で「ビデオ」が可になっている曲を 自分ないし知人が演奏した曲も、 原音で収録できる可能性が高くなります。
海外作品および、音楽配信等からダウンロードした曲は 著作権料ないし原盤使用料が高額になりますので、 原音での収録はほとんど不可能と考えられます。
将来、JJFチャンピオンシップの映像を DVD化する可能性に備えて、 JJFチャンピオンシップ出場者には、 DVDに自分の演技の一部ないし全てが収録されること、 映像が無音になる、あるいはハイライトとして 編集される可能性があることに あらかじめ同意していただきます。 演技の全長にわたり別な曲をかぶせる場合は、 DVD作成時に演技者と協議させていただき、 演技者の同意が得られた場合のみ行います。
自作曲であれば、チャンピオンシップの予選通過や 決勝での入賞に有利になるということはありません。
お問い合わせ
曲が使用できるかどうか不明な場合は copyright★juggling.jpまでお問い合わせください。 (★を@に変更してください。)
会場および照明・音響について
- 舞台は間口約18m、奥行き約14m、高さ約8mである。 舞台の詳しい図は こちら。
- 幕はチャンピオンシップ中に上げ下げすることはない。
- 照明はこちらの用意した明るさの異なる照明から1つを選んで使用してもらう。 演技に際して照明効果を用いることは出来ない。 また演技中は照明を変更することが出来ない。
- 舞台下には道具拾い係を準備している。 演技中に舞台上から物が落ちた場合、 その係に道具を拾って渡してもらうことも可能だが、 やむおえず長時間かかることがある。
- ウォーミングアップが可能な場所として、 大ホールのロビーがある(高さは3m前後)。 また、会場付近には公園があり、 とくに高さを必要とする練習を行う際には、 そのスペースも使用可能である。
- ステージ上の床は木でできている。 実行委員が試した範囲では、 バウンスボールを跳ねさせるのは可能であり、 音の響きも少ない。 ただし、板張りの継ぎ目に非常に僅かな段差が有り、 運が悪ければイレギュラーバウンドする事もある。 気になる演技者は、 自身でプレートを持参するなど対策を講じること。 床の状態の確認を希望する者は下記の連絡先まで連絡すること。
- シェイカー・ナイフ等、床を傷つける恐れの有る道具を使用する場合には舞台上にマットを引くなどの処置が必要となる場合がある。 それらの道具を使用したい演技者は下記の連絡先まで連絡すること。
- 予選通過者は決勝で使用する音源を、 18日午前の劇場集合時に提出する必要がある。 提出先・方法については追ってメールで連絡を行う。
- 曲は演技者の望むタイミングで再生・変更可能であるが、 精密なタイミングや分かりにくいポイントでの 再生・変更は失敗する恐れがある。 この際のやりなおしは規定にしたがう。
その他、舞台に関して気になることがある場合にも下記の連絡先まで連絡すること。 個別での対応は行えないが、必要な情報であればHP上に情報を追加して行く予定である。
観覧及び撮影について
- チャンピオンシップは、 JJF参加者に限らず誰でも無料で観覧できる。
- 撮影も可とするが、以下の条項を厳守すること。 違反する場合には退場を求めることがある。
- フラッシュ撮影は禁止する。
- 撮影場所は、客席からの撮影に限る。 通路からの撮影や、 周囲の観客の観覧の妨げになるような撮影は禁止する。
- 複数の座席を撮影のために1人で占有することを禁止する。
- 電源は無い。 周囲の壁等から電源を取ることを禁止する。
- 映像は、撮影者個人での利用に限り、 配布や販売することは著作権法上違法であり禁止する。
- 会場内での飲食は禁止である。 飲食はロビー又は劇場外で行うこと。
- 会場内は禁煙である。 喫煙は定められた喫煙場所で行うこと。
- 大きな荷物があるばあい、 指定された共同の荷物置き場等に置くこと。 通路に置く事は緊急時の避難のさまたげになるので禁止する。
- 満席の場合は、 消防法の劇場定員規定により入場できない。
- 劇場ではJJF参加の申し込みを受け付けていない。 当日参加を申し込む際は体育館で申し込むこと。
審査方法
審査委員会の構成
- 日本ジャグリング協会理事会が審査委員候補グループ内から当該年度の審査委員長を指名する。
- 指名された審査委員長が中心となり、審査委員候補グループの中から当該年度審査委員会を構成し、 理事会の承認を得る。
- 当該年度審査委員会の中から当該年度予選審査委員と当該年度決勝審査委員を決定する。
- 予選審査委員と決勝審査委員はゲスト審査委員を除き原則として同じとする。
- JJFゲストステージ出演者のジャグラーは、当該年度審査委員長の推薦により理事会の承認を経て、決勝審査委員となることができる。
予選審査に関して
- 予選審査は事前に提出された映像資料による審査である。
- 映像資料にパフォーマンスアピールのための付属文書をつけてもよい。その場合文書の長さは和文で500文字以内とする。使用言語は日本語としそれ以外の言語の場合には出場者の責任で和訳したものを付属する。
- 予選審査委員は各自審査基準に従い点数をつけ、審査委員間の話し合いにより、決勝進出者を決める。
- 決勝進出数は15人又は組(以下「組」と略称)を目安とし、最大18組までとする。
- 決勝進出組数の部門間のバランスは予選レベルなどにより判断する。ただし1部門10組を超えることはない。
- 当落線上に複数の候補が並んだ場合、決勝進出組全体の道具バランス等を含めて総合的に判断する。
- 決勝進出者の予選資料に関しては、決勝審査委員も事前に参照するものとする。
演技
- 各部門、制限時間は6分以内とする。演技開始前の道具の配置などによる準備、退場時の片付けは1~2分程度で行うこと。
- 予選と決勝の演技は、原則として同じ内容であることが求められる。ただしドロップを回避するため等、状況に合わせてルーティーンを若干変更することは許される。
- 予選と比べ、著しくルーティーンが変化していると見なされた場合、減点の対象となることがある。
- 演技の注意事項に関しては後述。
賞
- チャンピオンシップの部門は、女性個人、男性個人、チームの3つとする。
- 各部門において、金・銀・銅の3賞を授与する。各賞の受賞者は原則として一組である。
- また他に受賞すべき特別な理由があると審査委員会が判断した組があった場合、審査委員特別賞を与えることがある。
- 各部門において、決勝進出者が3組だった場合、金、銀の2つの賞、2組だった場合は金賞のみ該当組を選ぶ。決勝進出者が1組だった場合、演技が一定のレベルに達していると審査委員が判断すれば、金賞を与える。
演技内容に関する注意
以下のようなパフォーマンスは禁止する。
- 火を使った演技
- 会場の床を著しく傷つけたり、汚したりするような演技
- 公序良俗に反するような演技
- 観客、スタッフ、会場の安全を脅かすような演技
演技者の他に道具を手渡すアシスタントを用意することができるが、アシスタントが演技をしたり、演技に明らかな影響を及ぼすような行為をしたりしてはいけない。審判、観客、その他スタッフが演技に直接影響を与えるような行為をすることは認められない。例えば観客にアシスタントをお願いしたり、道具を投げ入れてもらったりすることはできない。拍手や手拍子を求める事は構わない。また不慮の失敗によりジャグリング道具が観客席に転がっていった場合、それを投げ返してもらうことは構わない。チャンピオンシップの責任者が、ルーティーンの内容が禁止事項に触れる判断したときは、出場者にルーティーンを中止させる事があり得る。基本的に演技のやり直しは認めない。ただし明らかな音響ミスなど演技者の責任ではないエラーが起こったとき、そのエラーが起こったところから演技をやり直す事を要求する事ができる。
演技時間に関する注意
全ての部門において1組の演技者が演技をする時間は6分以内とする。演技者が(静止した状態から)動き出すのが確認されるか、最初の音楽が始まった時点が演技のスタートとみなす。最後の礼か決めポーズ、もしくはステージからの退場が演技の終了とする。観客の拍手に応える行為等は演技時間とはみなされない。演技者の責任ではないエラーによって演技が中断されたときは、その時間は演技時間には含めない。演技時間はタイムキーパーによって測られ、時間を超えたときはタイムキーパーがその時点でそれを出場者になんらかの方法で伝える。タイムオーバーは審査の減点対象になる。
審査基準
審査は「技術」「パフォーマンス」「希少性」を基準とする。
- 「技術点」 40点
- 技術点は以下の2つの指標により評価する。
- 完成度 20点
演技者がどれほど上手にそのルーティーンを行うことができたかを評価する。
ドロップ・ミスが多ければ減点の対象となる。ジャグリングのフォーム、安定感なども評価の対象となる。
- 難易度 20点
そのルーティーンはどれほど難しいかを評価する。
ジャグリングする物体、ジャグリングする物体の数、ジャグリングのスピード、投げ方、キャッチの仕方、バランスの仕方、技、技のコンビネーション、技のバリエーションの多さ、失敗からのスムースなリカバリーなどが評価の対象となる。完成度との重複を避けるため、ドロップは難易度に影響しないこととする。もちろん、ある技が成功しなければその技に対する評価は乏しいものとなる。また、ジャグリング以外の技術、例えば楽器の演奏やアクロバティックスなどのテクニックはそれ単独では技術点の評価の対象にはならない。ただしそれがジャグリングと組み合わされ、それによってジャグリングの難易度が上がるときは評価の対象となる。
- 「パフォーマンス点」 40点
- パフォーマンス点は以下の二つの指標で評価される。
- 構成 20点
ルーティーンの流れ、ステージの演出、音楽との調和、衣装やキャラクター、使う道具やセット、全体的な芸術性などにより総合的に評価される。ジャグリングに関係のない技術もそれが全体的な演出をひきたてるものであれば、評価の対象となる。
- エンターテイメント性 20点
観客の満足度。会場の雰囲気、観客の盛り上がりなどによって評価される。
- 「希少性点」 20点
- 珍しい技やその移行方法、珍しい道具や道具の珍しい使用方法などが評価の対象となる。「珍しさ」の判定基準は「日本のジャグラーにほとんど知られていないか、日本ではほとんど行う者がいない」とする。
その他、一般的に次のようなことは減点の対象となる」
- 禁止事項に反する演技
- 時間オーバー
審査は、純粋に演技内容に対して行なわれるもので、その時の演技内容以外いかなる要素(過去の受賞経験、年齢、容姿、職業、学歴等)も審査の対象にはならない。
協議
- 審査基準に沿って、審査委員それぞれが各部門6位まで(当該部門で決勝に6組残っていない場合は全組)の順位をつける。
- その順位を1位10点、2位5点、3位4点、4位3点、5位2点、6位1点に換算し、 出場者全員に対して合計をとる。
- その合計点を参考として、優勝者を審査委員の話し合いで決める。
- 話し合いにより知りえた知見により、各審査委員がつけた順位を変更することは許される。
- 優勝者に関する意見が集約されない場合は、審査委員の多数決によって優勝者を決定する。
- 優勝者が決定された後は、同じ手順を繰り返すことで2位、3位を決定する。
- 各部門の受賞者が決定したのち、必要であれば、審査委員の推薦、協議等により審査委員特別賞の受賞者を決定することがある。
一般的な注意事項
チャンピオンシップ出場者はリハーサル、決勝などチャンピオンシップに関わる諸所への参加が義務付けられている。また、その時間を厳守することが求められている。 都合により遅刻、欠席する場合はチャンピオンシップ担当者にあらかじめ連絡を入れなければならない。連絡のない遅刻、欠席をすると出場資格を取り消す可能性がある。 参加者のパフォーマンス中に起こった事故、怪我などのトラブル、また使用する音楽、映像、パフォーンス内容の著作権などに関してのトラブルなどに対して、実行委員会は一切の責任を負わない。 参加者の自己責任での対応を求める。