名称
主旨・概要
- 定められた時間の中でジャグリングを主体とした演技を行い、その技術力・オリジナリティ・パフォーマンス性などを審査する。
- 純粋なジャグリングの競技会としては日本屈指のものであり、JJFのメインイベントのひとつである。
- 予選と決勝を行い、決勝では1位~3位及び審査員特別賞の入賞者を選び、表彰を行う。
部門
チャンピオンシップでは個人部門、チーム部門の2つを設け、それぞれ予選と決勝を行う。
- 個人部門
- 一人の演技者によって行われるルーティン
- チーム部門
- 2人以上の演技者によって行われるルーティン
※同一人物がひとつの部門内で2回以上出場することは出来ない。ただし個人部門とチーム部門に一度ずつ出場することは出来る。
予選
チャンピオンシップ出場希望者から提出してもらった映像を審査し、本選出場者を決定する。
提出するもの・提出方法
本番と同様の演技を最初から最後まで撮影した映像を送ってもらう(映像は未編集であること)。提出先はこちらからメールにて連絡するので8月31日までにエントリーを行うこと。提出期限は9月12日(消印有効)である。期限に遅れた場合は出場取り消しとして扱う。やむを得ない事情で提出が遅れる場合はあらかじめ連絡すること。
※ 今回の予選方法では当日の持込および当日に審査を行わないこととなった。こちらの都合で申し訳ないが、事前に映像を提出してもらうようお願いする。
予選提出映像の注意事項
- 何度か撮影した物のうちベストの映像を送ってもらってもかまわない。
- 映像はDVD・VHSで送ってもらう。また、CD・フラッシュメモリで映像データーを送ってもらうことも可能である。ただし、特殊な形式で記録され、審査委員会で映像が再生できない場合は再送が必要となる。この場合、時期によっては審査できないことがあるため、データをDVDプレーヤーで見ることのできる形式、またはmpegやaviなどにすることを強く勧める。
- ビデオ映像を編集することは許可しないが、上から曲をかぶせることは許可する。映像が編集してある場合、本選に進めない場合がある。
- 拍手・周りの騒音などで曲が聞こえにくくなる場合がある。曲も審査対象になるので、提出する際に、映像に曲がしっかり入っているかの確認を勧める。
- 予選ビデオでの映像と決勝での演技に大幅な変更があったと認められる場合、本戦審査において減点の対象となる場合がある。
- 提出メディアについては、チャンピオンシップ当日に返却する予定である。
どうしても上記の手段で映像を送ることが出来ない場合、事前に映像を送ることが出来ない出演希望者は下記の連絡先まで連絡すること。
観覧及び撮影について
- ステージは、JJF参加者に限らず、無料で観覧可能である。撮影も可能であるが、客席からの撮影に限る。また、通路又は周囲の観客の観覧の妨げになるような形での撮影は禁止している。
- 会場の席数は384席と限られているため、JJF参加者から優先して入場いただく形をとる予定である。そのため、JJF参加者以外は開場から入場まで多少お待ちしていただく恐れがあることをあらかじめご承知いただきたい。
- 満席の場合お待ちいただいても消防法の関係で入場をお断りすることがある。
- 開場は16:30、開演は17:00となっている。
- 会場内での飲食は禁止されている。飲食はロビー又は開場外で行うこと。
- 喫煙は定められた喫煙場所で行うこと。
- チャンピオンシップ当日、劇場のほうではJJF参加の申し込みを受け付けてないので、当日参加を申し込まれる際は体育館で申し込みこと。
参加資格
- 日本ジャグリング協会の会員であること(JJF参加申し込み時に会員になることが出来る)。性別、年齢、国籍は問わない。
- JJFの参加者であり、予選前のミーティング(音響・照明確認)、リハーサル、及び決勝に参加することが可能であること。
参加登録(エントリー)及び手続き
参加登録取り消し(スクラッチ)および手続き
- チャンピオンシップ参加登録を済ませた後で、参加登録を取り消す場合にはチャンピオンシップ担当者に連絡すること。
- 予選通過後に体調不良などの理由で決勝出場を取り消したい場合も直接チャンピオンシップ担当者に連絡すること。
会場について
今回のチャンピオンシップ会場の舞台は以下の通りです。
上図は簡略図です。詳しい図面、写真はコチラ。
舞台は場所によって高さが異なるため、天井の高さに左右される技、演技を行う場合には天井の高い部分を選んで演技を行うこと。また、舞台は常に凸型である。チャンピオンシップ中に舞台の形状が変化することはない。
- ステージの背景については、黒色を用いる。このため舞台後方に黒幕を設置する予定である。この黒幕はチャンピオンシップ中に上げ下げすることはない。
- 照明はこちらの用意した3種類の照明から1つを選んで使用してもらう。演技に際して照明効果を用いることは出来ない。また演技中は照明を変更することが出来ない。
- 音響は、CD・MDが使用可能である。曲は演技者の望むタイミングで再生・変更可能であるが、厳しいタイミングや分かりにくいポイントでの再生・変更は失敗する恐れがある。
- 舞台下には道具拾い用の人材を準備している。演技中に舞台上から物が落ちた場合、その係に道具を拾ってもらうことが可能である。
- ウォーミングアップが可能な場所として、会場内に多目的ホールを準備している(共に高さは2m前後)。また、会場付近には公園があり、高さを必要とする練習を行う際には、そのスペースも使用可能である。衣装等に着替える場所として更衣室・シャワー室を準備している。
- バウンスボールが上図青色部分で、十分に演技可能な程度跳ね返ることは確認済みである。橙色部分での跳ね返り方については当日まで不明であるため、床の状態の確認を希望する者は下記の連絡先まで連絡すること。
- シェイカー・ナイフ等、床を傷つける恐れの有る道具を使用する場合には舞台上にマットを引くなどの処置が必要となる場合がある。それらの道具を使用したい演技者は下記の連絡先まで連絡すること。
その他、舞台に関して気になることがある場合にも下記の連絡先まで連絡すること。個別での対応は行えないが、必要な情報であればHP上に情報を追加して行く予定である。
審査方法
予選審査に関して
- 予選審査は映像資料による事前審査である。
- 予選審査員は審査委員会によって選出される。
- 予選審査員はそれぞれ審査基準に従い、自分の判断で点数をつける。
その後、チャンピオンシップ関係者でそれぞれの審査員のつけた点数を合計し、得点の高い順に、チャンピオンシップ開演時間に収まるよう演技者を選出する。なお、今回審査員には審査を不都合無く行ってもらうため、過去のチャンピオンシップでの演技(10組程度)を採点したものをサンプルとして事前に提供する。
演技
- 個人部門、チーム部門ともに制限時間は6分以内とする。演技開始前の道具の配置などによる準備、退場時の片付けは1~2分程度で行うこと。
- 予選の演技は決勝のそれと基本的には同じ内容である必要がある(ただし、厳密にまったく同じである必要はなく、状況に合わせてルーティーンを若干変更することは構わない)。
- 予選と比べ、著しくルーティーンが変化していると見なされた場合、減点の対象となることがある。
- 決勝での順番はくじ引きによって公平に決定される。
- 演技の注意事項は後述の注意点を参照すること。
賞
- 各部門、金・銀・銅の3つの賞を用意する。それぞれの賞につき該当する個人またはチームが1つずつ審査によって選ばれる。
- また、個人およびチームのうち、上記の入賞者(チーム)以外から審査員特別賞が審査によって選ばれる。
- 参加者が3人(組)だった場合、金、銀の2つの賞、2人(組)だった場合は金賞のみ該当者(チーム)を選ぶ。参加者が1組だった場合、演技が一定のレベルに達していると審判が判断すれば、金賞を与える。
演技内容に関する注意
以下のようなパフォーマンスは禁止する。
- 火を使った演技
- 会場の床を著しく傷つけたり、汚したりするような演技
- 公序良俗に反するような演技
- 観客、スタッフ、会場の安全を脅かすような演技
個人部門では演技者の他に道具を手渡すアシスタントを用意することができるが、アシスタントが演技をしたり、演技に明らかな影響を及ぼすような行為をしたりしてはいけない。審判、観客、その他スタッフが演技に直接影響を与えるような行為をすることは認められない。例えば観客にアシスタントをお願いしたり、道具を投げ入れてもらったりすることはできない。拍手や手拍子を求める事は構わない。また不慮の失敗によりジャグリング道具が観客席に転がっていった場合、それを投げ返してもらうことは構わない。チャンピオンシップの責任者が、ルーティーンの内容が禁止事項に触れる判断したときは、出場者にルーティーンを中止させる事があり得る。基本的に演技のやり直しは認めない。ただし明らかな音響ミスなど演技者の責任ではないエラーが起こったとき、そのエラーが起こったところから演技をやり直す事を要求する事ができる。
演技時間に関する注意
個人部門、チーム部門ともに1人(組)の演技者が演技をする時間は6分以内とする。演技者が(静止した状態から)動き出すのが確認されるか、最初の音楽が始まった時点が演技のスタートとみなす。最後の礼か決めポーズ、もしくはステージからの退場が演技の終了とする。観客の拍手に応える行為等は演技時間とはみなされない。演技者の責任ではないエラーによって演技が中断されたときは、その時間は演技時間には含めない。演技時間はタイムキーパーによって測られ、時間を超えたときはタイムキーパーがその時点でそれを出場者になんらかの方法で伝える。タイムオーバーは審査の減点対象になる。
本選審査委員
チャンピオンシップ責任者が審査委員長を推薦し、理事会の承認をもって審査委員長を決定する。その後、チャンピオンシップ関係者代表と審査委員長、および実行委員長からなる審査委員会を組織する。審査委員会で審査委員を複数名推薦し、理事会の承認をもって審査委員を決定する。推薦基準はジャグリングやパフォーマンスに精通していることである。 なお、今回審査員には審査を不都合無く行ってもらうため、過去のチャンピオンシップでの演技(10組程度)を採点したものをサンプルとして事前に提供する。
本戦審査員は以下の通り。
- リスボン上田(審査委員長)
- 森田智博
- 目黒陽介
- Wes Peden
- William Wei-Liang Lin
審査基準
審査は「技術」「パフォーマンス」「オリジナリティ」を基準とする。
- 「技術点」 40点
- 技術点は以下の2つの指標により評価する。
- 完成度 20点
演技者がどれほど上手にそのルーティーンを行うことができたかを評価する。
ドロップ・ミスが多ければ減点の対象となる。ジャグリングのフォーム、安定感なども評価の対象となる。
- 難易度 20点
そのルーティーンはどれほど難しいかを評価する。
ジャグリングする物体、ジャグリングする物体の数、ジャグリングのスピード、投げ方、キャッチの仕方、バランスの仕方、技、技のコンビネーション、技のバリエーションの多さ、失敗からのスムースなリカバリーなどが評価の対象となる。完成度との重複を避けるため、ドロップは難易度に影響しないこととする。もちろん、ある技が成功しなければその技に対する評価は乏しいものとなる。また、ジャグリング以外の技術、例えば楽器の演奏やアクロバティックスなどのテクニックはそれ単独では技術点の評価の対象にはならない。ただしそれがジャグリングと組み合わされ、それによってジャグリングの難易度が上がるときは評価の対象となる。
- 「パフォーマンス点」 40点
- パフォーマンス点は以下の二つの指標で評価される。
- 構成 20点
ルーティーンの流れ、ステージの演出、音楽との調和、衣装やキャラクター、使う道具やセット、全体的な芸術性などにより総合的に評価される。ジャグリングに関係のない技術もそれが全体的な演出をひきたてるものであれば、評価の対象となる。
- エンターテイメント性 20点
観客の満足度。会場の雰囲気、観客の盛り上がりなどによって評価される。
- 「オリジナリティ」 20点
- 新しい技やその移行方法、新しい道具や道具の新しい使用方法などが評価の対象となる。
その他、一般的に次のようなことは減点の対象となる」
- 禁止事項に反する演技
- 時間オーバー
審査は、純粋に演技内容に対して行なわれるもので、その時の演技内容以外いかなる要素(過去の受賞経験など)も審査の対象にはならない。
協議
- 審査基準に沿って、審査員それぞれがつけた点数を合計し、その合計得点が高かった演技者が優勝者候補となる。
- その演技者が優勝者であることに異論がある審査員は、自分の点数などを参考にその理由等を述べる。
- 審査委員長を議長として議論を進め、最終的にはその演技者が優勝者にふさわしいかどうかを審査員の多数決によって決定する。
- その演技者が優勝者にふさわしくないと判断された場合、全演技者の中からその演技者を除き、①~③の手順を繰り返す。
- 以上の手順により、優勝者が決定した場合、再び全演技者の中から優勝者のみを除外し、2位、3位と同様の手順を繰り返す。
- 個人、チームともに受賞者が決定したのち、審査員の推薦、協議等により審査員特別賞の受賞者を決定する。
一般的な注意事項
チャンピオンシップ出場者はリハーサル、決勝などチャンピオンシップに関わる諸所への参加が義務付けられている。また、その時間を厳守することが求められている。 都合により遅刻、欠席する場合はチャンピオンシップ担当者にあらかじめ連絡を入れなければならない。連絡のない遅刻、欠席をすると出場資格を取り消す可能性がある。 参加者のパフォーマンス中に起こった事故、怪我などのトラブル、また使用する音楽、映像、パフォーンス内容の著作権などに関してのトラブルなどに対して、実行委員会は一切の責任を負わない。 参加者の自己責任での対応を求める。
文責:チャンピオンシップ担当 高橋 孝太郎 連絡先:champ2008★juggling.jp (★を@に替えてください)